モノに命を吹き込む最後の作業 モノはそこから世の中に送り出される
モノの魅力を理解したうえで 一番似合う色を選び 着せてあげる
それは長くやってきたこと 私よりも前の人がやってきたこと 私にしかできないこと それを受け継いでいくこと 愛情をもって受け継いでいくこと
モノに命を吹き込む最後の作業 モノはそこから世の中に送り出される
モノの魅力を理解したうえで 一番似合う色を選び 着せてあげる
それは長くやってきたこと 私よりも前の人がやってきたこと 私にしかできないこと それを受け継いでいくこと 愛情をもって受け継いでいくこと
「着色」は、高岡銅器の製作工程に活かされてきた伝統的な技法で、
様々な薬品や有機物などを使用し、金属の表面を酸化・炭化させることにより
金属が本来持つ色を引き出すこと。
「塗装」は顔料+樹脂+溶剤を混ぜて作られた塗料を
吹き付けて人工的に色を付けること。
弊社では主にアクリル樹脂を吹き付けた後
焼付けを行うことで耐候性・耐薬品性に優れた商品に仕上げています。
約400年の歴史がある高岡銅器の仕上げ屋としてスタートした弊社ですが
様々な「着色」「塗装」技術に挑戦しつづけ、
高岡銅器の伝統産業にいち早くアクリル塗装を取り入れたり、
金属の結晶模様を化学的に露出させる「結晶露出」と呼ばれる技法を確立したりと
あらゆる表現の可能性を追求し続けています。
高岡銅器のこれまで
高岡銅器は約四百年の歴史を有します。鋳物師には加賀藩から税金免除の特権や、名字が与えられるなど優遇がありましたが、免許者以外は一切開業が許されませんでした。江戸末期には、京都・大阪・江戸・金沢・燕・高岡などの銅器産地がありましたが、高岡以外は特権保護を失ったり業種転換していったという理由により衰退していきました。
江戸中期以降に銅器商人が台頭し、全国の先端的ニーズを持ち帰り、問屋制工業を始めました。工程が「地金」「鋳物」「溶接」「研磨」「彫金」「着色」「仕上げ」からなり、それぞれの工程ごとに高度な熟練技術を要するため、生産は分業制を基本としています。
戦後、高岡銅器の技術と伝統が基礎となって銅器の鋳造技術を駆使したアルミ産業が生まれ基幹産業に育ちました。
製品は、仏具からスタートし、明治から大正にかけては、火鉢・燭台・茶道具・置物等を作るようになり、美術的価値が全国から評価されるようになりました。近年は、メインの仏具に加え、花器、室内インテリアなどのギフト需要やエクステリア用品などの用途へも展開し、さらに、素材・技術・デザインなどの開発にも力が注がれています。
代表取締役
杉本 和文
取締役
杉本 文吉
会社概要
社名 | 株式会社杉本美装 SUGIMOTO BISOU Co., Ltd. |
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代表者 | 代表取締役 杉本和文 |
住所 | 〒933-0951富山県高岡市長慶寺977 アクセスマップ |
電話番号 | 0766-28-8260 |
FAX | 0766-28-8270 |
設立 | 2000年11月 |
資本金 | 300万円 |
従業員数 | 8名 |
業務内容 | -高岡銅器の美術品や工業製品などへの着色・塗装 -着色・塗装技術を活かしたオリジナル商品の開発・販売 |
主な業務実績 | -高岡銅器各種商品への着色・塗装 -メガネフレーム、カフス等の装飾品への着色・塗装 -他の伝統産業とのコラボレーション (南部鉄器・播州刃物・燕洋食器など) |
URL | http://www.sugimotobisou.com |
info@sugimotobisou.com |
沿革
2000年11月 | 高岡市内免に杉本美装を開業 高岡市戸出において銅器着色塗装を始める |
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2001年09月 | 工場拡張のため高岡市大源寺へ移転 建材塗装を始める |
2008年05月 | 株式会社杉本美装として法人組織に変更 |
2010年10月 | 高岡市長慶寺(現住所)に工場設立・移転 表面処理・異素材塗装を始める |
機械設備
塗装ブース | 3基 | 1.5m幅×2基 2m幅×1基 |
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焼付乾燥炉 | 1基 | 内寸法1m×1,2m×1,8m |
カラーガイド | 3種 | 日本塗料工業会 DIC PANTONE |
研磨機 | 2基 | ベルト式1基 ろくろ式1基 |
所属